低エネルギー電子線を用いた殻付き生卵の殺菌における線量評価
東京都立産業技術研究センター
低エネルギー電子線を用いて生卵の卵殻のみを殺菌し可食部の線量を我が国で食品に認められる照射限度値(0.10 Gy)以下にするための照射条件を,線量計測実験とモンテカルロシミュレーションで評価した。その結果,卵殻の深度線量分布の評価から加速電圧80–200 kVの照射条件が有効であった。可食部の線量は,80–150 kVの電子線照射で0.10 Gy以下となった。また,電子線のエネルギーが低い程,制動X線の寄与は少なく可食部の線量も減少した。
Key words: sterilization; low energy electron beam; egg; eggshell; bremsstrahlung; Monte Carlo simulation
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